子供と私を救ってくれた赤木農園さんの玄米
私には今14歳の一人息子タンタンがいます。
何年も前の話ですが、小学校に入学してしばらくたったころから、タンタンは毎日鼻血が出るようになりました。
鼻血は毎日、朝でも昼でも夜でも、鼻を触っていなくてもいつの間にか、サーっと垂れていて、一度出ると15分以上は止まらないものでした。
病院でいろいろ試しましたが、効果は一切なく、お医者さまも頭をひねるばかり。
止まらない鼻血の頻度がたかすぎて、学校を休むことも多くありました。
1年半ほどたって、少し落ち着いたころ、次は全身にひどい皮膚病ができました。発端は治りかけていた虫刺されでしたが、常に出ていた体液がふれたところから、全身に広がっていきました。
大きな病院を紹介されて、すぐに入院です、といわれました。
ただ、タンタンは薬にアレルギー症状があったり、感覚過敏があったり、食べられないものが多かったこともあり、入院は考えられず、自宅で治療になりました。
5歳の頃からすでに健康マニアだったタンタンは、幼稚園の頃から添加物の入ったものは徹底して食べていませんでした。私が意味の分からない表示のある食品を少しでも使ってしまった日は、食事を食べませんでした。
まだ幼稚園児だったタンタンは言いました。
「ほんの少しでも毒は毒だよ。毒は体に入れない、だから食べない」
なるほど、そのとおりだな。すごいなぁ。
と思いました。私はもともと食に関心はありましたが、厳密ではありませんでした。
タンタンがきっかけで、慎重に選ぶようになりました。
危険がなく体にいい食材を探すのは、慣れないうちは難しく、何件もお店をはしごしたり、インターネットで探すようになりました。
タンタンは幼児の頃から、食養や、薬草に興味があり、自然が大好きでした。
私はハーブが好きでした。
タンタンが病気になって療養を始めてからは、治すために、庭のハーブや薬草、オリーブの葉、野菜スープ、ニンジンジュース、他にもいろいろと試しました。
節約生活をしていたので、身の回りの自然の中から、薬効の高いものを探しました。
オリーブの葉とか、効果が高かったものもありました。体がすっかり元気になるまでに2年ほど。
いつの間にか、病気ばかりして弱かったのに、風邪もひかなくなっていました。
その間欠かすことなく、食事でも、おやつにも取り入れていたものは、赤木農園さんの朝日米です。
注文したお米が届くと、同封されている栽培の様子やメッセージの書いてある紙を読んで
赤木農園さん、すごいね!すばらしいね!
と息子と二人で毎回、感激していました。なんというか、箱を開けると愛が伝わるお米なのでした。
朝日米が直接、病気を治してくれたわけではないけれど、しっかりしたからだの土台を作ってくれました。
だから、赤木農園さんの朝日米は、私と息子にはとっても思い入れがあります。
小さなころから食べているおやつの中で、一番息子が好きだったのが、発芽げんまいのシフォンケーキです。
他の人にも食べてもらいたいね、という息子の応援があってお店を開くことになったから、赤木農園さんの朝日米は、Petit germeの思い入れ素材、になりました。